WordPressテーマ開発者が教える絶対やるべきSEO対策(基本編)


木南大樹
この記事でわかること
誰もが1度は壁にぶち当たる「SEO対策」について、Wordpressテーマ開発者の目線で解説します。
まず最初に伝えたいことは「SEOに絶対的な正解」はありません。
ただ「やらない方が良いこと」は存在します。
この記事で1番言いたいことは「コンテンツ(文章)のクオリティ向上が最大のSEO対策」です。
もくじ
SEO(Search Engine Optimization)とは?
SEOは検索エンジン最適化の略で、ウェブサイトを検索エンジンにより効果的に評価されるようにするための手法です。
GoogleやYahooなどの検索エンジンが、ユーザーが求める情報を正確に提供できるようにすることが目的です。
主に下記の8項目に対して改善活動をすることを指します。
- キーワードの選定
- タイトルタグの最適化
- メタディスクリプションの活用
- パーマリンクの最適化
- コンテンツの質と量
- 内部リンクの設定
- モバイルフレンドリーなデザイン
- 速度の最適化
ユーザー(読者)の満足度が高ければSEOは上がりやすい
SEO対策というと記事の書き方などの技術に目が行きがちですが、それは本質的ではありません。
なぜならGoogleの検索アルゴリズムはユーザー(読者)の満足度に寄り添おうとしているからです。
満足度が高いとSEOが上がる理由
Googleは広告配信により一定の利益を上げています。
無料で検索エンジンを提供する中で、検索結果も広告を配信する場所の1つです。
広告配信によりさらに収益を上げるためには、多くのユーザーにGoogleの検索エンジンを利用してもらう必要があります。
多くのユーザーにGoogle広告を利用してもらう、今後も利用し続けてもらうためにはユーザーが検索したキーワードで満足度の高い情報を検索結果上位に表示しなければなりません。
なのでユーザーの満足度向上=SEO対策だと私は考えています。
SEOに絶対的な正解はない
まず最初に伝えたいのはSEOに絶対的な正解はないということです。
正解がない理由
上位表示されるページのルールが明文化されていないからです。
Googleから大まかな方針は示されていますが、これをこうすれば必ず上位表示しますというレベルまでは公開されていませんし、現在はAI等の技術で機械的に判断されているのでGoogle社内にいる人でもわからないというのが正解だと思います。
SEO対策の考え方
SEO対策を大きく分解すると「コンテンツ(本文)のクオリティ」「デザイン(Wordpressテーマ)」の2つに分けることができます。
基本的にはコンテンツ(本文)のクオリティが最重要項目です。
キーワード選定をうまくやっても、読者の悩みを解決できるクオリティのコンテンツがなければ検索エンジンでの表示順位が上がらないケースが多いです。
例えば「表示速度はめっちゃ早いけど、読んでも何の役にも立たない記事」は評価されません。
それなら「少し表示速度は遅いけど、読んでめちゃくちゃ役にたつ記事」が評価されます。
競合が少ないキーワードであれば上位表示できることもあると思いますが、ある程度競合がいる検索キーワードだと厳しい戦いになります。
正解がない中でやった方が良いことをどれだけ積み重ねていけるかがSEO対策だと私は考えています。
【やった方が良いことの例】
- 画像に代替テキスト(alt)を設定する
- 本文内を見やすくするためにテキストだけではなく画像も挿入する
- 作成したページをGoogle search consoleに登録する など
同時にやってはいけないことをどれだけやらないことも重要です。
加点される方法が明示されていない状況下で、やるべきことはなるべく減点されないようにすることも重要です。
【やるべきではないことの例】
- 必要以上に大きなサイズの画像を挿入しない(ページ表示速度が遅くなる)
- 過度な装飾はしない(読者が記事を読んだ時に読みにくい) など
SEO対策はやり直せる
ウェブメディアのメリットとして1度公開したものでも修正することが可能です。
雑誌や新聞などの紙のメディアであればやり直すことはできませんが、ウェブのメディアはやり直すことができます。
1度公開した記事を修正して改善することもできますし、サイト全体の構成をやり直すこともできます。
継続的にSEO改善活動を続けることができるかが重要なポイントです。
SEO対策(初級編)のまとめ
今回はここまでです。
小手先の技術は後から身につけることができます。
まずはしっかりとマインドセットして「読者が有益だと感じるコンテンツを作成できるか」と真剣に向き合いましょう。
もう少し具体的な対策はこちらから