【2024年最新】WordPressテーマ開発者が絶対伝えたいおすすめプラグイン6つを解説


木南大樹
この記事でわかること
あなたのWordpressウェブサイトには何個プラグインをインストールしていますか?
もし、10個以上のプラグインをインストールしていれば気がつかないうちにサイトの挙動が遅くなっているかもしれません。
Wordpressテーマ開発者が本当に必要なプラグインを6つ紹介します。
もくじ
- プラグインとは「諸刃の剣」
- メリット
- デメリット
- WordPressテーマ開発者がおすすめするプラグイン7つを紹介
- [便利]クラシックエディターの機能拡張「Advanced Editor Tools」
- [SEO]質の良い記事を書けているかの目安「All in One SEO」
- [安心]サイト全体のバックアップ「All-in-One WP Migration」
- [お問い合わせ]安心簡単な国産プラグイン「Contact Form 7」
- [表示速度]画像をpngやjpgからwebpに自動変換「EWWW Image Optimizer」
- [表示速度]ページの表示に関係ないjsを遅延読み込み「Flying Scripts」
- まとめ
- 必要なプラグインが少ないシンプルなWordpressテーマ
プラグインとは「諸刃の剣」
WordPressプラグインは、WordPressの機能をカスタマイズし、新しい機能を追加するための拡張機能です。
PHP言語で書かれており、特定の目的や機能を果たすためにWordPressに追加できます。
まず最初にWordPressプラグインを導入することのメリットとデメリットを紹介します。
メリット
- 機能の拡張
プラグインを使用することで、WordPressの基本機能を拡張できます。
これにより、ウェブサイトに新しい機能や機能の組み合わせを簡単に追加できます。 - 利便性の向上
プラグインは通常、使いやすいインターフェースを提供し、コーディングの知識がなくても複雑な機能を導入できます。
これにより、ウェブサイトの管理が容易になります。 - カスタマイゼーションの柔軟性
プラグインはテーマに依存せず、ウェブサイトのデザインや機能を柔軟に調整できます。
テーマを変更しても、プラグインがそのまま利用できることが多いです。 - 開発時間の短縮
プラグインの使用により、特定の機能を簡単かつ迅速に実装できます。これにより、ウェブサイトの開発や更新の時間が短縮されます。 - プラグインコミュニティ
WordPressには豊富なプラグインコミュニティが存在し、ユーザーが共有したり、アップデートしたりできるプラグインが多くあります。
プラグインの導入によりサイトのパフォーマンス向上や
機能の拡充が期待できます。
デメリット
- パフォーマンスの低下
多くのプラグインを導入すると、サイトのパフォーマンスが低下する可能性があります。
特に複数の重いプラグインを同時に使用すると、ページの読み込み速度が遅くなることがあります。 - セキュリティのリスク
サードパーティ製のプラグインは、開発者の信頼性に左右されます。
信頼性の低いプラグインを使用すると、セキュリティの脆弱性が発生する可能性があります。 - 互換性の問題
WordPressは定期的にアップデートされ、新しいバージョンには旧バージョンとの互換性の変更が含まれることがあります。
これにより、古いプラグインが正常に動作しなくなることがあります。 - 過度な依存
プラグインに過度に依存すると、将来的なウェブサイトのアップデートや変更が困難になる可能性があります。
特定のプラグインが開発停止になったり、サポートされなくなった場合、代替手段を見つける必要があります。 - 冗長な機能
不要な機能を持つ多くのプラグインを導入すると、サイトに冗長な機能が増え、管理が複雑になる可能性があります。
総じて、プラグインの利用は慎重に行う必要があります。
必要な機能を提供し、信頼性があり、セキュリティに気を配ったプラグインを選択することが重要です。
ページ表示速度が低下するリスクや、プラグインの更新が止まった場合にページの機能が失われる可能性あり。
WordPressテーマ開発者がおすすめするプラグイン7つを紹介
ここからはWordpressテーマ「simplest」の開発者である私がおすすめするプラグインを用途に合わせて7つ紹介していきます。
[便利]クラシックエディターの機能拡張「Advanced Editor Tools」
有効インストール数が200万以上で、全世界で多くの人に利用されているプラグインです。
概要
Advanced Editor Tools (以前の TinyMCE Advanced) は、ブロックエディター (Gutenberg) に「クラシックパラグラフ (Classic Paragraph)」ブロックを導入します。
ブロックエディターに切り替える準備がまだできていない場合、または、まだ使用できないプラグインがある場合は、Classic Paragraph ブロックの使用が最適なオプションです。
ほとんどのタスクで使い慣れた TinyMCE エディターを使い続けられ、同時にブロックエディターのすべてのブロックと新機能に完全にアクセスできます。
おすすめする人
- ブロックエディタが使いにくいと思っている人
- 表を簡単に作成したい人
WordPress6.0以降はデフォルトのエディタ仕様が変更になりブロックエディタという仕様に変わりました。
好みによると思いますが、私はブロックエディタは使いにくいと感じていて、わざわざクラシックエディタに変更しています。
クラシックエディタはデフォルトの機能では文字サイズの変更と表の作成ができません。
文字サイズの変更や表を簡単に作成するためにAdvanced Editor Toolsがおすすめです。
ダウンロード:Advanced Editor Tools WordPress プラグイン WordPress.org 日本語
時間がかかる作業を時短するためのプラグイン
[SEO]質の良い記事を書けているかの目安「All in One SEO」
有効インストール数が300万以上のポピュラーなSEO対策プラグインです。
概要
All in One SEOは、2007年にリリースされた WordPress SEO プラグインです。
300万人以上のサイトオーナーがこのプラグイン使用して WordPress の SEO を適切に設定し、検索エンジンでサイトを上位にランクインさせています。
おすすめする人
- SEOについて詳しくなくて基準がわからない人
- タイトルやディスクリプションなどをページごとに変更したい人
前提としてSEOには正解はありません。ですが、やみくもに記事を書き続けてもSEOで良い結果は得られません。
All in One SEOは作成した記事に点数をつけてくれるので、作成した記事がSEO的に良いのか悪いのかを客観的に判断できます。
緑色のチェックマークがついているところはAll in One SEOの基準をクリアしている項目です。
赤色の×マークのところは基準を満たしていません。
コメントが英語で書かれているので抵抗があるひともいるかもしれませんが、使い続けていれば赤色の×マークの場所でどこがNGなのかわかるようになります。
使い始めの慣れるまではGoogle翻訳などで日本語に翻訳して確認すれば問題なくNG内容が理解できます。
ちなみに仕様しているブラウザがGoogle ChromeならGoogle翻訳を使わなくても英語を日本語に翻訳してくれる機能もあります。
ダウンロード:All in One SEO ベスト WordPress SEO プラグイン 簡単に SEO ランキングを向上してトラフィックを増加 WordPress プラグイン WordPress.org 日本語
SEO対策の基準がわかるので記事の作成がしやすくなるプラグイン
[安心]サイト全体のバックアップ「All-in-One WP Migration」
有効インストール数が500万以上の世界中で利用されているプラグインです。
初心者からウェブサイト制作会社で働く人まで幅広い人に支持されているプラグインです。
概要
2013 年に発表され、6,000 万以上のサイトで利用されている All-in-One WP Migration は、WordPress で最も信頼され、利用されているプラグインの一つで、とても簡単にサイトを移行することができます。
All-in-One WP Migration は、技術的なバックグラウンドを持たないユーザーを念頭に置いて設計されており、専門的な知識や経験がほとんどなくても WordPress サイトを移行できる、初心者に優しい機能を搭載しています。
おすすめする人
- 記事数が30記事以上ある人
- デザインの変更など大幅な変更を加えたい人
All-in-One WP Migrationは記事の内容やWordpressの設定など全ての情報をバックアップファイルとしてダウンロードできます。
何かしらの理由で記事を消してしまったり、サイトが表示できなくなった場合にバックアップをとっておけば、前の状態に戻すことができます。
様々な理由でサイトが表示できなくなることは誰にでも起こり得ることなので、All-in-One WP Migrationを使って定期的にバックアップを残しておくことをおすすめします。
ダウンロード:All-in-One WP Migration WordPress プラグイン WordPress.org 日本語
いつ何が起きてもいいように定期的なバックアップがおすすめ
[お問い合わせ]安心簡単な国産プラグイン「Contact Form 7」
インストール後に簡単な設定だけでお問い合わせフォームの設置が可能です。
国産のプラグインなので日本語での説明も多いです。
概要
Contact Form 7 は複数のコンタクトフォームを管理できてその上フォームとメールの内容を簡単なマークアップで柔軟にカスタマイズしたりもできます。
Ajax によるフォーム送信、CAPTCHA、Akismet スパムフィルタリング等々サポートしています。
おすすめする人
- お問い合わせフォームを設置したい人
- お問い合わせフォームのカスタマイズをしたい人
サイトに掲載している内容に何か不都合があった時に連絡先がある場合とない場合では、サイト全体の信頼感が上がります。
都市伝説レベルですが、Googleアドセンスの審査合格者はお問い合わせフォームを設置している人が多いとか言われてますね。
お問い合わせフォームの設置は信頼への第一歩!
[表示速度]画像をpngやjpgからwebpに自動変換「EWWW Image Optimizer」
有効インストール数は100万以上ある安心して使用できるプラグインです。
概要
EWWW Image Optimizerを使用して、サイトを高速化し、直帰率を改善し、SEO を向上させましょう。
しかし最も重要なことは、訪問者をより満足させ、さらに訪問し続けるようにすることです。
おすすめする人
- ページスピードインサイトで表示速度が赤信号の人
- 記事内に画像を多く使う人
画像のファイル容量はサイトの表示速度を大きく左右します。
EWWW Image Optimizerは画像の表示速度を上げるために、画像の拡張子をpngやjpgからwebpに自動で変換してくれます。
(拡張子については詳しく知らなくてもOKです。webpがいい感じということだけ理解しておいてください。)
見えている部分だけ読み込ませる方法はGoogleも推奨している!
[表示速度]ページの表示に関係ないjsを遅延読み込み「Flying Scripts」
概要
Flying Scriptsは、ユーザーのアクティビティがなくなるまで JavaScript(js)の実行を遅らせます。
遅延させる JavaScript を含めるキーワードを指定できます。
ユーザーアクティビティがないときにJavaScriptを実行するタイムアウトもあります。
おすすめする人
- ページスピードインサイトで表示速度が赤信号の人
- プラグインを多く入れている人
ページスピードインサイトで下記のように赤信号になっている人はすぐにインストールしてください。
パフォーマンスが赤信号になっている場合はページの表示速度が3秒以上になっているので、せっかくアクセスしてくれたユーザーが離脱してしまっている可能性が高いです。
また、プラグインを多くインストールしている場合は目に見えないJavaScript(js)が大量に動作しています。
もちろんサイトに必要不可欠なプラグインもあると思いますが、定期的にプラグインの断捨離を行いましょう。
まずはページスピードインサイトでウェブサイトの健康診断!
まとめ
WordPressのウェブサイトでプラグインを1つも使っていないウェブサイトはほぼ存在しないと思います。
プラグインの導入は利便性の向上やページ表示速度の改善など様々なメリットが得られます。
一方で、不必要にプラグインをインストールしすぎるとプラグイン同士が干渉してしまい不具合が発生したり、サイトの挙動が重くなるなどのデメリットも存在します。
また、Wordpressのバージョンアップデートやphpバージョンのアップデートによりプラグインが動作しなくなり、最悪の場合サイトが表示できなくなる場合もあります。
プラグインは便利なものですが、本当に必要なものを厳選してインストールする必要があります。
必要なプラグインが少ないシンプルなWordpressテーマ
簡単な初期設定だけでテーマをインストールして最速3分後には記事作成に取り掛かることができます。
初期設定の項目は少ないので、初心者の方でも30分~1時間あれば初期設定完了が可能です。
せっかく頑張って記事を書いても、検索結果でなかなか上位に表示されないという悩みを持つあなたに「simplest」は3つのメリットをもたらします。
- シンプルで読みやすいデザイン
- ユーザーにストレスを与えないページ表示速度
- 簡単な設定で記事作成に使う時間が増える
WordPressテーマはお金で買えますが、記事を作成するための時間はお金では買えませんが、Wordpress「simplest」を使うことで、買えない時間を創り出すことができます。
最後に、Wordpressテーマの選択は重大な決断です。
世の中にはたくさんのWordpressテーマが存在します。他のWordpressテーマともぜひ比較してみてください。
全額返金保証あり!